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鬱病の正しい治し方|ゆっくり時間をかければ完治する

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最後まで油断は禁物

医療

治療の流れ

日本は鬱病大国といっても良いのが現状で、統計によると10人に1人が一生に一度は鬱病を発症するとも言われています。精神的な病気なので、身体はとても元気であってもいつ発症するか分からない、とても恐ろしい病気です。そんな鬱病にかかったと気づいたら、出来るだけ早く病院に行くことが鬱病から逃れるための最善の方法です。鬱病と判断された場合、病院ではどのような流れで治療を行うのでしょうか。まず、鬱病であることが発覚して治療を開始し始めるまでの期間を急性期と呼んでいます。病院に着いたら、最初は医師からのカウンセリングを受けることになります。カウンセリングによって医師は患者さんが病気になった原因や治療する方法などを決めることとなります。カウンセリングの際に、急に質問されるとなかなか答えられないこともあるので、ある程度伝えておきたいことをメモなどにまとめておくと良いでしょう。また、鬱病であるかどうかの診断テストをおこなう場合もあります。カウンセリングで鬱病と判断されたら、投薬を始めますが、はじめから適量を処方することはしません。はじめは少量からで、徐々に体調を見て適切な量に増やしていきます。そのため、効果がなかなか現れないという場合も多いです。急性期で患者さんが心がけることは十分に休養するということです。場合によっては学校や仕事を長期にわたって休むことも必要になります。この病気を発症する人はとてもまじめな人が多く、普段通っている学校や仕事を長期にわたって休むことになると早く回復して復帰しなければと焦る気持ちになりやすいです。しかし鬱病の治療で焦りは禁物です。学校は患者さんが行かなくても普通に毎日が進んでいきますし、会社だって一人くらい抜けたところでその穴は何とか埋まるものです。あまり学校や会社のことは気にせず、長期休暇をもらったくらいの気持ちで、ゆっくり穏やかに過ごしましょう。すると、精神的に落ち着いた日も少しずつ出てきます。この段階は回復期と呼ばれますが、この時期が一番治療するうえで慎重にならなければいけない時期です。この時期にとても多いのが、勝手に治ったと自己判断して薬を飲むのを辞めてしまうことです。薬には少なからず副作用があるため、毎日辛いことがあるのも事実ですが、この段階で勝手に薬を辞めて再発すると、治療はまた急性期からやり直しになります。更に厄介なことは、この病気は再発すると最初のときよりも重症になるケースがとても多いのです。調子のよい日が続くともう飲まなくても大丈夫と判断しがちですが、医師からの指示があるまでは服用を辞めないようにしましょう。通常は回復期が経過してからも1年から2年、薬物治療を継続します。